山中に忽然と現れる赤い村【吹屋ふるさと村】

公開日: 2016年12月14日水曜日 高梁市

高梁市の市街地から車で約40分(路線バスだと約1時間)、
くねくねとした山道を上がっていくと、標高550mの山中に、
忽然と赤い村が現れます。

吹屋ふるさと村

赤みを帯びた瓦や漆喰壁は「ベンガラ(弁柄/紅柄)」と呼ばれる顔料によるもの。
統一感のある町並みが美しい。

ベンガラは江戸時代中期に、ここ吹屋で全国で初めて生産されたという。
江戸時代末期~明治にかけてベンガラ製造は隆盛を極め、
豪商たちが財を尽くして、美しい町並みを造りあげた。
岡山県で最初に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2012年には都市景観大賞を受賞。



ベンガラはこんな色合い。





町はずれには茅葺のカフェがあったり(この日は残念ながらお休みで入れず)。



和風なんだけど見ようによっては洋風にも見えるような。


やはり色合いがポップだからでしょうか。
江戸後期の古民家として重要文化財に指定されている古民家、旧片山家住宅に入ってみても、

なまこ壁も赤みにある色合いで、

蔵にもステッチのような模様。


街を散策した後、明治時代にあったベンガラ工場を復元したベンガラ館に行ってみました。

700度の釜で、硫酸鉄鋼から作られる「ローハ」を焼いて、

水を加えてかき混ぜた後、石臼でひいて細かくする。
最後に酸を抜く。
工場の中もベンガラ色。

帰り道に見えた景色。ここからも雲海が見えるんだろうなあ。


高梁のことなら、かゆいところに手が届く、高梁市の情報満載の「ふらっと高梁」、
おもしろいです。
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