桃！ピオーネ！新見の夏は果物づくし。

公開日： 2017年7月31日月曜日 新見市

2017年4月16日(日）、岡山県北部の新見市にある大原観光果樹園で、満開の桃の下でヨガを行う、MOMOYOGAというイベントが開催されました。そのときの様子はこちらの記事でご紹介しています。

一面に咲いた桃の花が本当に美しく、その時から「桃がなっている景色も見にこなければ！」と思っておりました。そして夏は来ぬ。

桃の季節到来。

この一面の桃の花が

実になった！濃い緑の葉っぱも美しい。

大原観光果樹園ではもも狩り、なし狩り、ぶどう狩りができます。もも狩りのシーズンは7月上旬～お盆ごろまで。ももは品種によって食べごろが少しずつ異なるので、いつ来てもおいしい桃が食べられるように、なんと20品種もの桃を育てているそうです。品種によってどう味が違うのか、全部味見してみたい...

ちなみに、私が訪れた日に食べごろだったのは「さくらもも」と「橋場白鳳」。

広大な果樹園で、どの木にもたわわに桃がなっていますが、どの品種、どの木の桃が食べごろか教えてもらえます。

桃は品種によって袋掛けしているものとしていないものがあります。袋も、オレンジと白の2色のものは、白い部分は多少日光を通すようになっているんだとか。オレンジ一色のものは日光をほとんど通さないので、白く、皮が柔らかな桃になるそうです。もも狩りでは、いろいろな品種の食べ比べができるのが嬉しい。

袋がけで育てている「さくらもも」をいただいたあと、無袋の「橋場白鳳」をいただいてみます。

こちらは「橋場白鳳」。日に当たるのであざやかなピンク。ねじるようにもぎます。

 収穫！

もぎたての桃を食べたのは初めてです。木になっている桃は、硬くてしゃきしゃき。お店で買う、追熟されている柔らかい桃とは食感がまったく違う。固いのに甘い、独特のおいしさ。

大原観光果樹園のもも狩りは時間無制限。景色もきれいだし、ももの甘い香りがただようなか、木陰で座っているといくらでもぼーっとできそうです。

もいだ桃は園内では食べ放題ですが、持ち帰ることはできません。でも受付に直売所があるので、もぎたての桃を購入できますし、ご贈答品として直送をお願いすることもできます。家庭用に、お得な規格外品も購入できますよ。

スタンバイ！

もも梱包マシン。世の中にはいろいろな機械があるのですね...

大原観光果樹園を出た後、MOMOYOGAを主催されていた新見市の地域おこし協力隊員、俵さんのご紹介で、ピオーネ農家さんを訪問させていただきました。新見といえば、ピオーネの一大産地。出荷は9月初旬ごろだそうで、今袋の中でじっくりと育っています。特別に袋の中を見せてくださいました。

まだ緑色ですが、大粒でおいしそう...

ピオーネの棚の下で、鮮やかな東天紅とホワイトターキーが優雅に歩いていました。

もう1軒、別の桃農家さんにも伺いました。もともと桃の試験栽培をしていたところを引き継いで、「なつおとめ」「あまづくし」など、珍しい９品種の桃を丁寧に栽培していらっしゃいます。なかでも希少なのは...

「滝ノ沢ゴールド」という黄桃！

黄桃の高級品種で、岡山県下ではほとんど栽培されていないそうです。食べごろになるのは8月下旬ごろですが、巨大すぎて重さに耐えきれなかったのか、落ちている実があったので、味見させていただきました。

あふれる果汁...

初めて食べる生の黄桃。ねっとりとしていて甘く、白桃とは違ったおいしさがあります。

倉敷に引っ越してきたときから、桃を食べられる夏を楽しみにしていました。せっかく産地にいるんだから、大好きな桃を存分に食べようと、私は現在、勝手に「1日1桃（いちにち・ひともも）」活動を展開しております。なにをするって、ただ毎日桃（岡山産しばり）を食べるだけなのですが。そんなに高級な桃は買えませんが、さすが産地。スーパーなどでもお手頃価格で、さまざまな品種のおいしい桃を買えます。岡山に暮らす贅沢。この時期岡山を訪れたら、ぜひぜひ桃三昧してください。