アットホームな雰囲気が楽しい、井原市嫁いらず観音院の「観音マルシェ」

公開日: 2017年1月20日金曜日 マルシェ 井原市

井原市にある嫁いらず観音院で、毎月17日の月例祭の日に「観音マルシェ」が開かれています。
2016年12月から始まった新しいマルシェで、1月17日に開催された今回が3回目。

デニム生地の産地である井原らしく、のぼりもデニム生地。


グリルサンドやあたたかいうどん、地元産野菜や特産品、クラフトなど、いろいろありますね。今後も月1ペースで開催。


見えてきました。観音様に見守られている感じ。肉を焼いているものすごくいい匂いが
ぽわーーーんと漂ってきます。

これか!

入り口すぐにあるBBQサンドのお店、池田屋BBQ Styleさん。今日は大阪府池田市から、巨大BBQセットをワゴンに積んでやってきました。

炭火で焼いているのは、1週間漬け込んで作るという自家製極厚ベーコン。
これを、井原産の野菜と一緒にサンドイッチにしてくれます。

見た目も美しい。パンも、お友達のパン屋さんが焼いたこだわりの品。

ベーコンは優しい塩加減。グリルしてほどよく脂も落ちているのでしつこくなく、肉の旨味と脂の甘味、さわやかなヨーグルトソースが絶妙に合っています。早めに食べておいてよかった。あっという間に売り切れちゃいました。

クリームシチューには井原産野菜がたっぷり(本当に具だくさん)。
鍋もレトロデザインでかわいい。このほか、お肉屋さんのソーセージグリルも。

男前店主に、ちょっとお話し伺ってみました。
大阪に実店舗のちょい呑み酒場を構えつつ、いろいろなイベントでBBQフードを出店しているそうです。フライヤーには「日本各地、いや!世界中で肉焼きます!」と。おお!世界進出を果たしているのですね!

「いや、まだ。去年から始めて、今のところ今日が一番の遠出です(笑)」

普段は、主に関西圏のマーケットに出店しているとのこと。

「僕、こういう(マーケットの)雰囲気が好きなんですよね。エネルギッシュで。こういうところで知り合った農家さんに畑を見せてもらったり、あとはマーケットで直接野菜を仕入れて、地元野菜と肉のコラボでメニューを作ったりしています。これから沖縄とか、もっといろんな地方に足を延ばして、地元の食材を使ってみたいですね。海外は、どーしよっかなー(笑)。ま、そのうち車1台に荷物積んでできればおもしろそうですね」

いつか、海外を爆走していそうな気がします。そして、観音マルシェへの再出店も決定!
4月17日(月)にまたワゴンを飛ばしてきてくれるそうです。

地元の方の手作りクラフトのお店や

お隣、広島県の特産品も。

井原市の職員の方々も、井原デニムに身を包んで、観音ウコンを全力アピール。

前日まで大寒波が来ていましたが、この日は幸いいいお天気。でも、やっぱり冬なのでしばらくすると手が冷たくなってきます。しかし心配無用!


暖とるところ、しっかりあります。炭火はめちゃくちゃ暖かい!ほかにも、火鉢を囲んで椅子が置いてあったり。おっちゃんたちがお芋持ち込んでわいわいしているところに混ざって暖をとっていると、

「芋食うか?うまいよ」

いただいちゃいました。じっくり焼いてあるので甘い!

なんなら、ストーブが置いてある屋内休憩所もあります。

みなさんが食べているこのうどん、「うどんの販売数でだいたいの来客数がわかる」というほどの大人気メニューで、あっちでもこっちでも丼抱えている人々が。体の中からあったまりますもんね。

楽しそうに作ってはるし。

珈琲と自家製ゆず湯もあります。
それにしてもほんと、みなさんいい笑顔でマルシェを楽しんでおられます。


屋内休憩所には、井原について紹介した素敵なイラストエッセイの原画が置いてあります。作者は井原市の地域おこし協力隊員、ダイトウさん。

思わず見入ってしまう、味わい深いイラスト!

ダイトウさんの作品はこちらで見られます。

観音マルシェの企画・運営を担当する「大江地区まちづくり協議会」の小泉早都紀さんにお話を伺いました。小泉さんも井原市の地域おこし協力隊員です。


――観音マルシェは今日が3回目ですよね。

はい。先月、12月17日の月例祭に初めて開催して、1月は8日の「井原線感謝デー」にも特別に開催したので、今月に入って2回目です。寒波のあとだし、初めての平日開催になるので、人出がどうなるかな、と思いましたが、早い時間からたくさんお越しいただけました。今後も、毎月17日の月例祭に開催します。

――まだお昼回ったくらいの時間ですが、食べ物やお野菜はもう完売間近ですね。

よかったです。まずは地元の方々に知っていただけるように、一軒一軒チラシを配ったり、防災無線でマルシェのことを案内したりして告知しました。町外にも、許可をいただいて防災無線で案内させていただきました。

――出店者はどのようにして集めたんですか?

まずは町内の方から声をかけて、町外や県外の知り合いの方にもお知らせして参加してもらいました。今日は、以前大阪に住んでいたときによく行っていたお店や、広島県府中市の地域おこし協力隊の方も出店されています。こうやって交流が広がっていくのも楽しいです。

――どういうきっかけで、嫁いらず観音院でマルシェを開くことになったんですか?

嫁いらず観音院には、以前は観光バスが何台も乗りつけるくらいたくさんの方がいらしていたのですが、近年は参拝客が減って、昨年9月に大駐車場の飲食店が店を閉めてしまったんです。それで、その建物を有効活用できないかと、マルシェをやってみることにしました。でも飲食物を出すには休憩所や水場があったほうが便利なので、今は信徒会館のある小さな敷地で開催しています。いずれは規模を拡大していきたいですが、まずは町の皆さんの交流の場になるような、地域に根付いたマルシェにすることを目指しています。



町民ではない私も、お店の人と会話したり、火を囲んでいるときや休憩所で座っているときにも自然と周囲の方々と話が弾み、アットホームな雰囲気のなかでとても楽しい時間を過ごしました。なんといっても、火鉢や炭場があるのが嬉しい。お客さんとして行くのもいいけど、出店するとさらに楽しそうです。当面は出店料無料で出店者を募集しているそうですので、マルシェにお店を出したい人はチャンス!

申込、お問い合わせは大江公民館 
TEL.0866-67-2373(担当:小泉早都紀さん)
まで。


ちなみに本日買ったものはこちら。

●井原産のお米「恋の予感」
平成26年に品種登録された新しいお米で、
「ひとたび食すると恋するようなときめきや情熱のあるお米となること」
を願ってつけられた名前だそうです。

●井原産のはっさく
はっさく大福(広島名物だけど)を食べて以来、はっさくに夢中。

●府中市上下町産の米粉
コシヒカリの米粉。オリジナル米粉レシピ付。

観音マルシェ、次回は2月17日(金)開催です。
時間は10時~14時ですが、午前中に行くのがよさそうです!


  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿