東京から歩いて岡山県高梁市まで!太鼓を打ち鳴らしながら、ハブさんがやって来た。

公開日: 2017年1月12日木曜日 高梁市

ある日、Facebookにこんなイベントが表示された。

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<一緒に歩こう!>
有漢に配属される新協力隊、その名もハブヒロシ。
自作の遊鼓を響かせる稀有なドラマーが、東京から岡山に拠点を変えます。
高梁の風土を肌で感じたい、との想いからなんと東京から遊鼓を叩きながら徒歩で向かっています。

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高梁市の地域おこし協力隊員、カマタさんの投稿だった。
私はハブさんに一面識もないのだが、このお知らせを見た瞬間に思った。

すすすすすすすすすすすすすすすすすすすすごい。
ゴールの瞬間をこの目で見たい。お出迎えしたい。
行かねば!

そんなワケで(何のワケもないけど)、2017年1月11日のお昼ちょっと前、
ハブさんのゴール地点である、うかん常山公園に向かった。
ここに車を止め、徒歩でルートを逆にたどって合流するつもりだ。

ハブさんとは?
遊鼓とは?

ハブさんは4月から地域おこし協力隊員として高梁市有漢地区を担当する方で、
これまで馬喰町バンドのメンバーとして東京をベースに音楽活動をしてきた。
遊鼓」と名づけた自作の太鼓を叩くパーカッショニスト。
東京~高梁市有漢まで、770kmの道のりを遊鼓とともに24日間かけて踏破するという。
最終日の今日は高梁市役所を9時に出発し、14時半ゴール予定。約18kmの道のり。

ゴールの、うかん常山公園に先回り。
ストーンヘンジをほうふつとさせるモニュメントが並ぶ、なかなかステキな公園。
お天気もよく暖かい。




まずは公園に併設されている風ぐるま食堂でお昼をいただく。
おばちゃんが丁寧に作ってくれる定食が安くておいしい。
腹ごしらえを終えたところで、ハブさんたちが歩いている道をゴール地点から逆行する。

寒いかなと思って結構着込んできたのだが、ぽかぽか陽気で歩き出すとすぐに暑さを感じるくらい。有漢ののんびりした風景の中をしばらく歩いていくと、やがて前方から楽しげなリズムが...




 ハブさんと、ラストを一緒に歩こうと集まったお友達の一団と、出会ったー。


道すがら、清掃活動もしながら。

大荷物抱えて遊鼓を打ち鳴らしながら、しかもうっすら上り坂。
700km以上の道のりを毎日歩いて、疲れているはずなのに、

ハブさん、歩くの異常にはやっ!

おつきの者たち、うかうかしているとあっという間に置いて行かれます。

そうこうしているうちに、ついに、有漢地区に突入!


歓喜のリズム。

ここからゴールの公園まではもう3kmほど。
時折、通りかかる車がクラクションを鳴らしたり、止まったり。
ハブさんの応援に駆け付けた人たちだ。一団の人数がだんだん増えてきた。

地元のお友達とパーカッションコラボ。

通り道にある有漢地域局には、ハブさんの奥さんと娘さん、高梁市職員の方々や、ハブさんのことを知って応援に来た町の方々が駆け付けていた。ここでちょっと休憩したあと、いよいよ最後の区間を歩く。

公園に続く最後の坂を登りきればゴール。

ここからは奥さんと娘さんも一緒に。

町の人たちも今か今かと待ってます。

父娘遊鼓。

最終コーナーを曲がる!ゴールは目前。遊鼓が一段と高らかに。



そして

ついに

ゴーーーーーーーーーーーーール!
おめでとうございます!!!

出迎えの人々の数よ。
かざぐるまくんの優しいまなざしよ。

町をあげての歓迎っぷりと
囲み取材もすごい。

ゴール後は喜びの太鼓と唄と踊りのパフォーマンス。
じっと見入る町の人たちの表情がとても楽しそうだった。

ハブさんの協力隊着任は4月。今回はおうち探しなど、移住準備をするとのこと。
歩いている最中にも、町の人々にたくさん声をかけられたそうで、もうすでに有漢に溶け込んでいる感じがした。それは、ハブさんの「覚悟」が伝わったからなんだろうな。

有漢は「風を集め、風をおこす」町。
これから、どえらい風が吹きそうな。




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