「風の道」を行け!児島から映画『ひるね姫』の舞台、下津井までのサイクリングロード。
公開日: 2017年4月4日火曜日 倉敷市
倉敷市の児島・下津井を舞台としたアニメ映画、『ひるね姫』が公開されて2週間たちました。もうご覧になった方も多いのでは?私は児島で行われた試写会に参加させていただいたのですが、映画の序盤、下津井の風景が映るたびに会場がザワついて、「ほー、あそこじゃなー。いつも車でさーっと通ってしまうけん、気にしたこともなかったわー」などと囁く声も聞こえ、妙に臨場感があって楽しかったです。児島で観られてよかった。
さて、今やアニメ映画とくれば聖地巡礼。児島と下津井でも、『ひるね姫』ゆかりの地を巡るモデルコースが用意され、スタンプラリーも開催されています(2017年6月30日まで)。
ひるね姫ロケ地めぐりモデルコース
ひるね姫×くらしき スタンプラリーキャンペーン
下津井は江戸時代に北前船で栄えた港町で、倉敷市の南端部分にあたります。すぐそばには「日本の夕陽百選」に選ばれている鷲羽山があり、瀬戸大橋とともに美しい夕日が望めます。
さて、今やアニメ映画とくれば聖地巡礼。児島と下津井でも、『ひるね姫』ゆかりの地を巡るモデルコースが用意され、スタンプラリーも開催されています(2017年6月30日まで)。
ひるね姫ロケ地めぐりモデルコース
ひるね姫×くらしき スタンプラリーキャンペーン
下津井は江戸時代に北前船で栄えた港町で、倉敷市の南端部分にあたります。すぐそばには「日本の夕陽百選」に選ばれている鷲羽山があり、瀬戸大橋とともに美しい夕日が望めます。
鷲羽山の夕日。どや。
地図でごらんいただくとわかるとおり、駅からはちと離れていますが、児島駅からは下津井循環線バス「とこはい号」で行くことができます。今ならひるね姫のラッピングバスも走っていますよ。
ただ、もうひとつ行き方があります。それは、児島で自転車を借りて、下津井まで「風の道」をサイクリングしていく方法。春になって道ばたにはたくさんお花も咲いているし、途中、海と瀬戸大橋を望みながら、のんびり走っていくのは気持ちいいですよー。
------------------------------------------
「風の道」とは。
1991年に廃線になった下津井電鉄の軌道跡地を整備した歩行者・自転車専用道です。長さは旧児島駅~下津井駅間の6.3km。途中には旧駅舎が残され、のんびりと散歩やサイクリングを楽しめます。詳しいルートについてはこちらをご参照ください。
------------------------------------------
自転車は児島駅の観光案内所や倉敷市児島産業振興センターで、電動アシスト付き自転車を1日500円で借りられます(休日や貸し出し不可の時間帯もあるので、あらかじめHPをチェックしておいてくださいね)。
さすが、児島は自転車もジーンズ押し。自転車柄に、かごもデニム生地。
鷲羽山駅あたりではちょっとしたアップダウンもあるのですが、電動アシスト付きなので楽々。高台から海を見下ろしながら走れるし、そのまま鷲羽山の展望台まで寄り道もできます。電動アシストでぐいーーん、と伸びる推進力、なかなか楽しい!
スタート地点は旧児島駅跡地。道路沿いに標識が出ています。
最初は住宅街のフラットな道を走っていきます。並んだ鉄塔が趣深い。
1kmほどで旧備前赤坂駅に到着。
途中から道がアスファルトになり、ちょっと上っていくと、琴海駅跡。公園のようになっていて、正面に瀬戸内海を望めます。
さらに上って鷲羽山駅。電動アシストのパワーを感じろ。瀬戸大橋と下津井の街並みが見えてきます。ここから風の道を逸れて、鷲羽山展望台にも行けますよ。
再び土ののどかな道をしばらく走ると...
下津井駅に到着!案外すぐだった。
旧下津井駅には、下津井電鉄の旧車両が置かれており、下津井みなと電車保存会によって整備保存されています。
また、下電ホテルがこの車両をカフェとして活用しようと、クラウドファンディングで資金を調達しました。見事、支援目標金額を達成したので今後の展開が楽しみです。
ここから、漁港のある海沿いの道を戻るようにして、『ひるね姫』の舞台である下津井の町に行けます。
素朴な漁港。
下津井といえば、たこ!たこつぼいっぱい。
漁師さんたちの休憩所かな?
ええ景色や!
下津井は昭和な家並みを残した静かな町。
そして港町には猫がいる。
では、そろそろ『ひるね姫』ゆかりの地を巡ってみましょう。まずは四柱神社。ここはスタンプラリーのポイントにもなっています。
モモタローさんいたー!
路地裏を抜けて...
田土浦坐神社へ。
映画と比べると、ちょっと角度は違いますが。
すぐ近くには、モリオと再会した田の浦港前バス停。
普段はほとんど人通りもない、静かで小さな港町、下津井。試写会で聞こえた声がよみがえってきます。
「いつも車でさーっと通ってしまうけん、気にしたこともなかったわー」
特に何があるわけではないけれど、何気ない風景にこそ、その場所のよさがあるのかもしれませんね。歩いたり、自転車で走ったり、ゆっくりしたスピードで散策してみれば、見えなかったいろんな景色が発見できそうです。路地裏は狭く、住民の方の生活の場ですので、地元の方々のご迷惑にならないよう配慮しつつ、ぜひ、のどかでちいさな港町を訪れてみてください。
0 件のコメント :
コメントを投稿