こんにゃく、中南米、そしてフランスが融合。備中高梁駅近くにある多国籍ゆったり空間。【カフェ裏駅】

公開日: 2017年1月31日火曜日 カフェ 高梁市

以前、倉敷駅の北口すぐにある三井アウトレットパークで毎月開催されている「いろどりマルシェ」について、こちらの記事でご紹介しましたが、このマルシェでこんにゃくバーガーを出していたのが「カフェ裏駅」。先日、高梁市に行った際に行ってみました。



高梁市市街地から、線路を渡った裏手の住宅街にひっそりとあるカフェで、備中高梁駅からも歩ける距離。備中高梁駅といえば、2月4日には駅直結の図書館がオープンします。図書館にはカフェも併設されるとのことで、私は市民ではないのですが、行くのをとっても楽しみにしています。

駐車場も2台分あります。とはいえ、駐車場からカフェはまったく見えない。

看板の地図を頼りにたどり着こう。

お?こんなところ通ります?という感じの路地を抜けると、木の温かみを感じられるこじんまりしたカフェが現れます。引き戸を開けると...

居心地良さげな空間が。


店主のエドウィンさんは、自分で栽培したこんにゃく芋を使ってこんにゃくを作っていて、カフェでは、その自家製こんにゃくを使った料理を食べられます。そのメニューがとても独創的で...

名物、こんにゃくバーガー。揚げたこんにゃく、豆の煮込みや野菜をバンズではさんだベジバーガー。味の決め手はサルサソースと、地元のおばちゃん手作りの特製銀杏だれ!

こちらはコスタリカ丼。店主エドウィンさんはコスタリカ生まれ、鎌倉育ち。コスタリカに丼はないよね?

「コスタリカでよく出されるプレートを、こんにゃくやごはんを使って日本風にアレンジしてみました」

黄色っぽいのはなんと、ドライマンゴー。ピリ辛サルサやごはんと不思議に合います。そのほか、タコスや、ペルー流にアレンジしたクスクス料理(炒めてチャーハン風になっているそう)などもあります。中南米のお料理なんて珍しいから、あれもこれも食べたくなってしまう。いつバーガーにたどり着けるのだろう...

揚げたこんにゃくなんて初めて食べたけど、水っぽさが全然なくて弾力があり、薄切りなのに思った以上に食べごたえがある。でも、揚げるとき水が跳ねそう。

「まずしっかりと炒めて、水分をとばしてから揚げてるから大丈夫」

細かく手をかけているからこそ、味もぐっと凝縮されておいしくなるのね。揚げたこんにゃくは、肉がないと!という方でも満足できるボリューム。トッピングされているトルティーヤチップスも、厚手でおいしい。12種類の雑穀が入っているとか。

一緒に写っているナプキンもかわいいですね。食材はもちろんですが、内装や置かれている小物にも並々ならぬこだわりが見えます。カウンター上の電球はフランスで見つけたもので、カフェの横にはフランスのアンティーク雑貨を扱うショップもオープンするとのこと。


鏡かと思ったら、壁に丸い穴が開いている。ここから、お隣のショップがのぞけます(ただ今準備中)。

こうした雑貨は、奥様がフランスに買い付けに行かれるそうです。

インテリアがいちいちかわいい...

食べ物にコーフンしてしまいましたが、もちろん珈琲にもこだわってます。コスタリカやグアテマラの豆を丁寧にハンドドリップで淹れてくれますよ。深みがあり、ちょっとスパイシーな香りもあっておいしい!

エドウィンさんは、高梁市地域おこし協力隊OB。

「地域おこし協力隊としてここにきて初めて挨拶したとき、『俺は地域おこしはしません!竹を伐りたいんだ!』って宣言した(笑)」

え?どーゆーこと!?

当時高梁市には竹に覆われた丘があった。竹を伐採すれば、そこから360度町を見渡すことができる。その丘をきれいに整備したかったそうです。これがきっかけで始まった竹の伐採は、今でも毎年一回、街の人たちや地元の学生さんも参加して行われています。

地域活動に参加してこんにゃくを作り、カフェを営業して、さらに地元の食材を活かした商品を開発し、パパ業もこなし、遊ぶときはしっかり遊ぶ。とっても忙しそうですが、エドウィンさんとカフェ裏駅には全然肩ひじ張ってないゆったりした雰囲気が漂っています。

ひとつひとつ、丁寧に愛情をこめて作られたフードやドリンクをお供に、エドウィンさんの話にも引き込まれて、ついついついつい長居してしまいました。

お店の営業日は「カフェ裏駅」のFacebookページに掲載されているので、お出かけ前にチェックしてくださいね。

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